KIZUNAプロジェクトお披露目
鹿児島市/快晴
本坊商店主催 『第36回ワイン&ウイスキー展示会』
本坊商店が年2回開催しているワイン&ウイスキー展示試飲会がホテル・レクストン鹿児島で開催されました。今回で36回を数え、参加してくださったメーカーは過去最多の36社を超え、来場者は初の400名を超えました。
お客様からは「鹿児島でこのような大規模な展示会は他になく、毎回発見があるので楽しみにしている」などという嬉しいお声をいただいています。
実は、つい数年前までは『ワイン展示試飲会』という名前でした。このKIZUNAプロジェクトが発足し、ウィスキーにも力を入れていこう!ということで、今の『ワイン&ウイスキー展示試飲会』という名前になったのです。今回はジャパニーズウィスキーメーカーも最多の参加をいただき、本当に盛況な展示会となりました!
<参加いただいたジャパニーズウィスキーメーカー>
・本坊酒造㈱ マルス津貫蒸溜所
・小正醸造㈱ 嘉之助蒸溜所
・㈲津崎商事 久住蒸溜所
・㈱山鹿蒸溜所 山鹿蒸溜所
・天星酒造㈱ 菱田蒸溜所
・小牧醸造㈱ 小牧蒸溜所
・薩摩酒造㈱ 火の神蒸溜所
※順不同
初のウイスキートークセッション!
今回、展示会での初の取組として、天文館を中心としたバーテンダーの方々に集まっていただき、ウイスキートークを楽しんでいただきました。
テレビ局などメディアの方々の取材が入り、鹿児島放送(KKB)の夕方ニュースにてKIZUNAプロジェクトの取り組みが放映されました。
<第1部>
ジャパニーズウイスキーを知り尽くした3名による『ジャパニーズウイスキーの温故知新』というかなり深~いテーマ。登壇者はKIZUNAプロジェクトにも関わっていただいている次のお三方。
・本坊酒造㈱ マルス津貫蒸溜所 草野辰郎様
・㈱五島つばき蒸溜所/元キリン富士御殿場蒸溜所 チーフブレンダー 鬼頭英明様
・㈲津崎商事 久住蒸溜所 宇戸田祥自様
「マーケット」「造り」「九州・鹿児島のウイスキー文化の発展」という3つのテーマを提示。それぞれご自身の経験や想いを語っていただきました。
話しは自然とそれぞれが持つ「お酒造りにフィロソフィー」についてのお話に。
3名とも確固たる哲学を持って酒造りに臨んでいるからこそ、唸るようなお酒ができるのだということをつくづく感じました。
現状に満足することなく、どこまでも酒造りを追求されていく姿勢――――素晴らしいの一言です。
こういう造り手の想いが詰まったお酒のストーリーを多くの消費者に届けることができればいいと思います。
それがKIZUNAプロジェクトが目指すべきビジョンだと再確認しました。
KIZUNAウイスキー、いよいよ発表です!
<第2部>
第2部ではいよいよ、私たちのプロジェクトについて、石塚キャプテンから発表。。
このプロジェクトの目的、ビジョン、コンセプト、そして第一弾の本坊酒造とのKIZUNAウイスキーについて説明しました。
「メーカー様が作れるものをただラベル貼り替えて販売することは意味が無い、私たちでしかできないもの、それがお客様にとって、メーカーにとって、流通にとって、社会に取って、我々にとって意味あるウイスキーをリリースすることを守っていく」
――――これは、今後のすべてのKIZUNAウイスキーの皆様へのお約束事となります。
続いて、草野さんからKIZUNAウイスキーに使用した津貫蒸溜所のウイスキーの原酒について説明いただきました。
「七色に光る恵みが詰まった」というコンセプトを表現するため、ウイスキーのフレーバーホイールに分類される7つのフレーバー(フローラル、フルーティ、スイート、スパイシー、スモーキー、ウッディ、ナッティ)がバランス良く感じられる原酒をセレクトしたのだとか。
参加いただいた方には原酒をお配りして、そのウイスキーをご堪能いただきました。
今回セミナーに参加いただいた方はバーテンダー様など、売り手のプロ。
その方々が満足気に、この原酒の香りを取るのをみて、心から嬉しくなりました。
さて、これに黒糖焼酎樽のニュアンスが加わったとき、どんなウイスキーへと進化を遂げるのか。。
リリースは今年の秋~冬を予定していますが、この原酒が本当に美味しくなったときに瓶詰します。
いつになるかはまだ発表できませんが、ウイスキーが熟成するようにその日を待ちたいと思います。
KIZUNAクルー 和田康佑